歌に背丈を刻むとき 愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないと思う俵万智『サラダ記念日』 俵万智の短歌が登場する映画「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」(一九八八年)を観た。右の歌の作者という設定の女子大生が、「なんて歌手が歌って… もっと見る
予約とキャンセル ――私が新人賞に応募したころ TYO-REK試験予約の目的都市はそれぞれに違たがひて遙かなりレイキャビク 「空の壁紙」(第54回角川短歌賞受賞) 詞書の「TYO」や「REK」はスリーレターコード(3 Letter Code)と呼ばれるものであり、… もっと見る
歌誌・団体数と歌集発行数:2012年 画像は短歌研究社の「短歌年鑑」記載の「歌誌・団体数(概数)」と、「歌集発行数」グラフです。「待望の第一歌集」が多くでたにもかかわらず、今年の歌集発行数は469冊と依然として減少傾向にあります。 なお、角川短歌年鑑の「全国… もっと見る
歌集『うづまき管だより』 (Amazon Kindle版) 歌集『うづまき管だより』を上梓しました。Amazon Kindle向けの電子書籍の歌集であり、Amazonにてご購入いただけます。歌集の内容などにつきましてはこちらのページ「歌集『うづまき管だより』」に記しています。
焦点距離を越えて ――磯江毅と柚木圭也 現代における写生について考えるにあたり、原点に立ち返ってみたい。正岡子規は文芸における「写実主義」と、絵画における「写生」から、短詩型に「写生」という言葉を持ち込んだ。子規は「写実」と「写生」を同じものとして扱っていたた… もっと見る
2011年を振り返りつつ 2011年は多くの原稿依頼に取り組んだ一年でした。短歌だけではなく、評論やエッセイなどの依頼も多く頂戴しました。振り返ると楽しかったですが、書いているときはかなり苦しかったです。 特に評論については、普段から勉強を重ねて… もっと見る