2017年5月20日発売の「短歌研究」6月号の特集「「寺山修司の手紙」を読む」に、 「寺山とソレル」と題した文章を寄せています。
「短歌研究」5月号で公開された、寺山修司から中井英夫に宛てた手紙に記載されていたジュリアン・ソレルの言葉を巡って、調べたことを簡単にまとめています。紙幅の関係で詳しく記述できなかったことや、こまごまと調査した断片は、後日また記事にしてみようかと思っています。
特集の参加者は若手18名。寺山修司が亡くなったのは1983年ですので、半分以上の方はその死後に生まれたことになるのではないでしょうか…
特集 「寺山修司の手紙」をよむ
- 嵯峨直樹 「編集者との関係について」
 - 小島なお 「虚構の耐性」
 - 野口あや子 「十代の見栄」
 - 吉岡太朗 「背後について」
 - 光森裕樹 「寺山とソレル」
 - やすたけまり 「「国語教師」と「ノラならぬ女工」の動き」
 - 山田航 「歴史に残らなかった人たち」
 - 馬場めぐみ 「当たりクジだと信じる」
 - 服部真里子 「血は立ったまま眠れるものを」
 - 楠誓英 「歌のユニヴェルサリテ」
 - 山木礼子 「十八歳の腹水」
 - 吉田隼人 「あらかじめ語られる訣別」
 - 石井僚一 「町でいちばんの道化者」
 - 寺井龍哉 「月夜と前途」
 - 遠野真 「既読」
 - 武田穂佳 「わたしが読む、寺山修司の手紙」
 - 佐佐木定綱 「ぼくと寺山」
 - 大平千賀 「主人公とは」
 
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