「琉球新報」2017年7月30日の晴読雨読欄を担当いたしました。
一冊の書籍として取り上げたのは『羊のセルマ』。著者はドイツの児童文学作家のユッタ・バウアーで、日本では二見書房から山崎慶子訳で出ています。
ドイツに滞在していたころに原著『Selma』に出会った思い出とともに紹介しました。『Selma』はドイツ語では「ゼルマ」と濁って発音するのですが、邦訳では「セルマ」となっています。作中にでてくるハゲタカの「マイヤー」さんも、邦訳では「ミラー」に。ここらへんは興味深いところです。
同じユッタ・バウアーの著作では、『Opas Engel』(邦題『いつも だれかが…』訳:上田真而子)も好きな一冊です。こちらもお手にすることがあればお読みくださいませ。
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