2010年を振り返りつつ

  

今年も12月になりました。

歌集を出版するまでのあれこれが、これから一層増えてくると思われる私と近い境遇の方々の、いつかの参考になればと思っています。

1月にブログを再開したときに上記のように書きつつも、あまり更新をしてきませんでした。歌集を出すことが意外にさくさくと進むものだと分かりましたので、その点を詳細に書いたとしてもあまり意味はないものだと気付きました。もちろん、無精に拠るところも多くあるのですが。

どのような歌集を – いつ – 誰に向けて – 何故、問うのか

これらさえ決まってしまえば、あとはあるべき結果に向けて万事が勝手に動いていくような気がします。これらは個々人で違って当然だと思いますので、特に書くことはないように思います。

「問う」ものである以上、歌集はひとつの「問い」ということになります。歌会や歌誌に発表してきたものが一冊にまとまる過程で、総体として「問い」に変わることはとても興味深いものがあります。

若手が歌集を出さないことが嘆かれているようですが、さまざまな理由や背景があるかと思います。ただ、一冊としてでしか問えないことがあり、得られない答えがあります。それを信じ切れるかどうかが全てだと思っています。