出版社「港の人」を訪問したこと

  

歌集の発行をお願いする鎌倉の出版社「港の人」を訪問しました。

代表の里舘さんに完成稿をお渡しし、今後の進め方についてお話を伺いました。早ければ7月末ぐらいの完成になる予定です。

里舘さんとはメールでやりとりをしてきただけですので、実際にお会いするのは初めてです。歌集の後書きにはすでに、里舘さんにはお世話になりましたという言葉が入っているのですが、これから一層お世話になるのだと思うと、不思議な気持ちがしました。

短歌に真剣に取り組むようになってから、歌集を出すことをひとつの到達点として考えていたように思います。読まれるかどうかは別として、すくなくとも本という形で自分よりも長くこの世にとどまるものを作る。人生の一大事だと感じていました。

しかし、実際には物事はたんたんと進み、後戻りできないポイントを次々と通過していきました。歌集を編むときには、やり忘れていたことをやっているような、また、ちょこっと寄り道をしているような、そんな気分でした。

東京で暮らすようになって5年目になりましたが、あまり出歩かないので鎌倉を訪れたのは初めてです。大仏を観たのち、風の強い海辺を少し歩きました。