- 『処女歌集の風景 ―戦後派歌人の総展望』(1987年)
- 『第一歌集の世界 ―青春歌のかがやき』(1989年)
- 『私の第一歌集(上・下)』(1992年)
- 『現代の第一歌集 ―次代の群像』(1993年)
- 『現代短歌の新しい風』(1995年)
前回あげた上記の歌書のうち、『処女歌集の風景 ―戦後派歌人の総展望』のアンケートには歌集の収録歌数を問うものがあります。参考までに集計してグラフにしてみました。(俳句と短歌を収めた永井陽子の『葦牙』はカウントしていません)
250首から350首を収めた歌集が多く、平均は317首。最近の歌集の傾向との差はちょっと分かりませんが、手の届く範囲にある第一歌集を調べてみると、次のようになっています。
- 中島裕介 『Starving Stargazer』(2009年) 200首
- 片岡絢 『ひかりの拍手』(2009年) 389首
- 中沢直人 『極圏の光』(2009年) 396首
感覚的には、最近は350首あたりが平均ではないかと思っています。